パッケージソフトとは、店頭で売られている“会計ソフト”や“販売管理ソフト”などのことで、多くの企業が利用できるように、標準的な機能を盛り込んだシステムです。

決められた機能しか使えず、使いやすいように変更ができませんが、多くの企業を相手に大量販売するため、そのぶん価格は安くすみます

もし御社の業務内容が、パッケージソフトの機能と一致している、またはパッケージソフトの機能に業務を合わすことが可能ならば、パッケージソフトの購入をおすすめします。

ただし、業務に合わないにもかかわらず、ただ安いからといって、無理して導入してしまうことのないように注意してください。

以下に例をあげて説明しましょう。

都内の製造会社A社さまは、自社の事務作業の効率化のため、システム導入の検討をしました。


最初に、システム開発会社に見積を依頼したのですが、あまりに高額であったため、やむをえず価格の安いパッケージソフトの導入を決めました。
業務内容とパッケージソフトの機能は、大体一致していましたが、足りない機能や足りない項目もありました。
少々気になったものの、何とか工夫することで対処しようと考えました。

 

早速、パッケージソフトを購入してきたものの、社内にシステム担当者がいなかったため、PCへの設定作業に手間取りしたが、苦労して何とか運用にこぎつけました。
問題となっていた足りない機能や足りない項目は、エクセルで別管理することで対処しました。

 

実際に運用してみると、パッケージソフトには自社の業務に不必要な項目や機能が多く、想定していた以上に自社の業務とあわせるのは困難でした。
また、別管理していたエクセルへの転記や照合作業に、予想以上の時間を取られました。


運用していくにつれ、必要な機能や集計表がどんどん増えましたが、パッケージソフトで機能の追加はできなため、やむをえずエクセルでの別管理が増え、転記や照合作業に時間が取られる一方でした。

次第に、効率化されるどころか、以前より作業が増えてしまうことになり、パッケージソフトの使用を中止し、自分達の使いやすいように変更ができるエクセルだけで管理するようになりました。


結果として、無理してパッケージソフトを導入してしまったため、購入費だけでなく、多くの時間を無駄にしてしまいました。

いかがでしたでしょうか。

ここであげた例は、決して珍しいケースではなく、パッケージソフトを導入した企業さまから、非常によく聞かれる話です。

失敗のポイントは、パッケージソフトで足りない機能や合わない箇所を、エクセルや紙などで別に管理せざるを得なかったことです。

システム導入で大きなメリットは、一元化です。二重管理、三重管理になってしまう以上、効率化は絶対にありえません。

もし、最初から独自開発のシステムを導入していれば、使いやすく、一元管理された、効率の良いシステムになっていたでしょうし、機能追加も可能であったため、上の例のように無駄な時間と費用を費やすこともなかったでしょう。 

パッケージソフトを導入する際は、これらを踏まえて十分に注意して導入していただきたいと思います。

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